患者さんからの声

患者さんから寄せられたお手紙を抜粋して掲載しています。



AIH・hmg治療を受けられた患者さんより

私は、AIH・hmgを使った治療の末、妊娠できました。最初少し出血があり入院となりましたが、無事男の子を出産しました。
入退院した頃は、自分が妊娠したことが信じられませんでした。また、私の母が2回流産していることもあり、「私のお腹の子もだめなのかなあ」と、不安にも思いました。胎動が良くわかるようになり、やっと嬉しいと思えるようになっていきました。
不妊治療を自分のライフワークにしようと思いながら治療を受けていましたので、33歳で出産することができ本当に嬉しく思っています。いまは子供の寝顔を見ながら、自分の子を抱けることの幸せを夜毎かみしめています。
どうぞこれからも不妊で悩む多くの人に、新しい命を授けてください。妊娠、出産、育児の幸せを、多くの人に授けてください。



体外受精・凍結胚移植を受けられた患者さんより

子供が欲しいと思って6年、いろいろな病院に通ってきました。そして、先生のところでお願いしてから「きっとうまくいく」と、強く思うようになりました。
体外受精で、凍結胚移植。まさかの1回目で妊娠、そして2つの命。お腹が目立たないうちから、マタニティーの服を着たり、性別がまだわからないのに名前を考えたりしていました。また、胎動を感じるようになると、なんでもないことでもお腹の子供たちに話しかけ、主人と2人でとても楽しい妊婦生活を味わえました。
入院してからも順調で、担当医の先生や周りの妊婦さんたちにも、「ずいぶんお腹が大きいのに点滴(張り止め)もせず元気ね」と、言われていました。でも、37週まで母体がもつか・・・その前に出すか・・・帝王切開する日もまだまだ先の予定でした。ところが入院して6日目の朝、突然体調が崩れ、手術室へ入りました。麻酔が効くとお腹の痛みが消えたので「赤ちゃんたち出すのはやめてください」と言ったのですが、やはり無理でした。あっという間に2人に会えましたが、すぐにNICUに行ってしまいました。2日目からは、鼻からミルクをもらい、「この調子でいけば、家に連れて帰れる日が近いかな」と期待してしまいます。
最後になりますが、先生をはじめスタッフの皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。




ICSIを受けられた患者さんより

お電話で相談させていただき、すぐに通院するようにとのことで、早速通いはじめました。初診の時は、順番になるまでどう過ごしていたのかも覚えていないほど緊張していました。診察で先生がていねいに説明してくれ安心したのを覚えています。
検査を行い卵管造影、AIHと進みました。治療すればすぐに赤ちゃんは授かると思っていたのですが、何度AIHをしても生理は乱れもせずに来ました。注射の副作用で入院も経験し、私自身かなり辛かったです。また、この頃は実の母親にも治療を反対されて大変でした。
IVFにステップアップするときも、かなりの覚悟でした。1度目は期待も大きかったぶん、結果が陰性であり本当に落ち込みました。「治療をやめようかな?」とも思ったくらいです。
2度目はICSIになりました。その時は思っていたより採卵できたことと、胚盤胞まで育ってくれたことでちょっと安心しました。しかし、その後副作用が出てしまい入院でした。採卵の日は入院せずにすみましたが、入院すればよかったと思うほど辛かったです。結果は陽性でしたがダメになってしまいました。
その後、「新鮮な受精卵でも妊娠しないのだから、凍結ETではだめだ」と、ほとんどあきらめていました。しかし、その時は採卵がないぶん、身体も心も余裕がありました。ET直後から出血があり、やはり絶対ダメだと思っていましたが、まさかの陽性反応でした。しかし、信じられない思いと、前回の経験から嬉しさより不安でいっぱいでした。
5週目の判定で数値が上がっていても喜べませんでした。出血が続き、本当に心配でした。現在も不安はあります。また、贅沢な悩みですが、つわりも辛いです。
子供を授かることができて思うことがあります。「私はこの人と結婚するのが運命だったのかな。私はこの人が夫だから、双子ちゃんを授かったのかもしれないな」と。夫は、とてもよく家事等も協力してくれます。しかし、夫婦生活をもてない私たちは不妊治療を選択するしかありませんでした。本当にいろいろなことがあり、治療を何度もやめようと思いました。辛く、悲しいことばかりで神様は絶対いないと思いました。しかしいま、双子ちゃんを授かり、7年弱続いた2人の生活もいままでとはまったく違う生活となり、私たち夫婦は、少しずつですが、やっと本当の夫婦になっていけそうな気がしています。
本当にありがとうございました。なんとお礼を言ってよいのかわらないほどです。




ICSIを受けられた患者さんより2

私は、中央クリニックでICSIを受け、子供を授けていただきました。通院中、いつもカウンセリングルームで泣き言を聞いていただいたり、電話相談で判らないことを教えていただいたり、本当にどうもありがとうございました。お蔭様で、無事男児を出産することができました。
5回目のICSIで初めて着床してくれた子供。去年のいまごろは、こういう日が迎えられるとは、正直考えられませんでしたが、目の前にいるこの子が、どうやって自分のところに来てくれたか思い起こすと、泣き出しそうになります。
これからは、育児に大変かもしれませんが、「治療をしていたころを思えば…」の精神で、授けていただいた命を大切にし、頑張っていこうと思います。




高プロラクチン血症の患者さんより

私は先日、そちらの不妊電話相談で話を聞いていただいた27才の主婦です。夫は32才、結婚して1年半になります。産婦人科に通いはじめて4ヵ月になりますが、検査の結果「高プロラクチン血症」と診断され、3ヶ月前から、プロラクチン値を下げる薬と、経口の排卵誘発剤を服用しています。
10月の終わりに主治医の先生から「ご主人の検査も早いうちに行っておいた方が、治療がスムーズになるから」と言われ、検査を行いました。結果はあまりよい状態ではなく、精子数が4000万ちょっと、運動率も38%ということで、同じ総合病院の泌尿器科で診察を受けるように勧められました。
「再検査をすれば、もう少し数字が良くなるかもしれないから」と、励ましなだめて、11月の初めに診察を受けました。ところが泌尿器科では「再検査の必要はない」ということで、しばらく薬を飲み続けるように言われました。主人も「毎日続けて飲むぞ」と、張り切っていました。しかし、その1週間後、私の検査のときに婦人科の先生から「年齢的なこともありますし、男性の服用する薬は飲み続けてもあまり効果が出ないから、早いうちに人工授精を考えた方がいいですよ。ご主人と相談してください」と言われました。
私は治療をはじめて4ヵ月になるので、人工受精といわれてもそれほど早い話だとは思いませんでしたが、主人にしてみれば、前向きになって治療を続ける気になっていた1週間後のことだったので、またひどく落ち込み、「そこまでするなら、もう子供はいらない」とまで言い出しました。
主人の気持ちは痛いほどわかるので、先生と主人との間で私も悩み、どうしたらよいかわからなくなり、先日電話をかけさせていただきました。話をしているうちに、いままで主人の前で強がっていた気持ちが一気に緩み、途中で泣き出してしまい、ご迷惑をおかけしました。主治医の先生がおっしゃったこと(男性の薬にはあまり効果の高いものがないや、精子の状態が今回の検査結果通りなら、タイミング法だけの自然妊娠は難しく、人工授精を勧められることなど)が間違っていないことを教えていただいたうえで励ましてくださいました。何だかとっても気持ちが楽になりました。いままで悩んでいたことが、とても簡単なことのように思われました。その後、主治医の先生には、もうしばらくタイミング法でお願いしたいということを伝えました。電話で相談した話をすると、主人も「もう少し薬を飲み続けてから再検査をしてみよう」と、張り切るようになりました。
そんな時、12月に入り生理が遅れ妊娠していることがわかったのです。いまになって思うと、何が良かったのかわかりません。主人の薬が効いたのか、その月に2個排卵していたのが良かったのか。気持ちの上で「人工授精まで勧められたのだから、そう簡単にできるわけがない」と、吹っ切れたことが良かったのか。とにかく、相談を聞いていただいたことが、私たちの力になりました。こんなに早く赤ちゃんが授かるなんて、私たちは本当に恵まれていると思います。本当にありがとうございました。




長い治療を経験された患者さんより

ちょうど1年前に妊娠がわかり、自分でも信じられない思いでいながらも、無事に育って欲しいと願う日々でした。結婚して10年、プラス反応が出た時は、長かった不妊の時間だけに本当に信じられませんでした。心音が確認できたときの喜びは、いまでも胸につまる思いです。それまでは、プラス反応が消えて無くなってしまうのではないかと不安だらけの毎日でした。
何度挑戦してもダメだった日々、マイナスの判定が出た日、家に帰って泣いた時もありました。治療に疲れ、フッと息抜きをしていた時期もありました。何度もあきらめ、そしてあきらめきれず、思い出したように病院を訪れることの繰り返し。40歳までは治療しようと自分で区切りをつけていました。今回を最後に、もしやってもあと1回の挑戦だと思いつつ受けた体外受精。いま思えば、あきらめなくてよかったと、しみじみと思わずにはいられません。いままでの道のりは、本当に長かった。わが子を抱くなんて一生できないことと思っていました。
こんなに小さいのに、いろいろなしぐさをし、一生懸命生きようとしている。生きているわが子を見ていると、生命の尊さ、命の力強さ、そして素晴らしさを思い知らされます。やっと授かった命、大切にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。




流産されてしまった患者さんより

妊娠判応が出て、喜んだのもつかの間、とても残念なことに流産というかたちで終わってしまいました。一時は、あの時こうしていれば、仕事へ出なければ、私の体が原因だったのではと落ち込み、いろいろ考え込みました。
その時、会う度に笑顔で話しかけてくれ、ていねいに疑問に答えてくれたこと、そして夜中でも痛みに対応していただきやさしく励ましてくれたこと、「妊娠できただけでもよいと思って、いい方へ考えなくては」との先生の言葉が、「また前向きに治療を受けてみよう」という思いにさせてくれました。
今回のことは残念で悲しいことではありましたが、6年間1度も妊娠しなかった私たちが、妊娠できるのだとわかっただけでとても力になります。だからといって、つぎは絶対妊娠できるなんて、簡単には考えていません。妊娠を継続させることの難しさも、しみじみ知りました。
いまはまた治療を受けようと思えるようになりました。のんびりと過ごし、体力をつけて臨むつもりです。一番の私たちの夢が、来年こそは叶うようにと願いながら、夫婦でけんかをしながらも助け合って仲良く生活していこうと思います。
精神的なケア、医療的にも安心し信頼でき、不妊の素直な悩み迷いをぶつけられる病院に出逢えて本当によかったと思います。




顕微授精を受けられた患者さんより

私は顕微鏡授精を受けました。その時、5個採卵していただき、受精したのは1個だけだったのですが、この1個の受精卵が着床して妊娠しました。胚移植の後、先生が「どうかくっつきますように」と、お腹をなでてくれたことをはっきりと覚えています。ほんとうに嬉しかったです。
妊娠してからも、流産してしまうのではないかと、毎日毎日が不安でした。高齢ということもあり、心の中では「このように妊娠して本当に健康な赤ちゃんが生まれるだろうか」と、とても心配しました。
出産の2ヶ月ほど前から、切迫早産や肝機能の悪化などで入院もしました。これまでいろいろなことがありましたが、地元の病院で無事女の子を出産しました。
いま振返ってみると、結婚して14年目で妊娠し、15年目で出産という、とても長い年月が過ぎてしまいました。しかし無事産まれると、不妊で悩んで辛かったことを半分くらい忘れてしまいました。これからは、新たなスタートラインに立って頑張っていきます。本当にありがとうございました。